干物のおいしい焼き方
干物の焼き方、魚種別の焼き方をご紹介致します。
1.まず焼く前に、魚を焼く網をきれいに洗っておきましょう。
網やグリルがよごれていると煙も出やすくなり、美味しく焼けないこともあります。
2.洗った網を直火でよく熱しておきましょう。
網をよく熱しておくと、魚がくっつかずきれいに焼き上がります。
3.「火加減」
魚を焼く時の火加減の基本は「強火の遠火」と、昔から言われています。
できればガスの火から離して、強火で焼き上げると美味しく仕上がります。
もちろん、無理な場合は弱火~中火で大丈夫。
4.「干物の焼き方」
まず、皮の方から七分(しちぶ)程度焼く。
次に身を三分(さんぶ)程度焼きます。
中まで火が通り、きれいな焼き色がついたら食べ頃です。
※肉厚のお魚の場合は、皮の方から隠し包丁を入れておくと、中まで火が通りやすく早く焼けます。
5.「魚種別の焼き方 」塩干し・みりん干し・いか・海老など
基本を踏まえて魚種別の焼き方をご紹介致します。
塩干し:真あじ(えぼ鯛・かます・かさご)
強火の遠火(または弱火)で、皮の方から七分(しちぶ)程度焼き、次に身を三分(さんぶ)程度、焼き色のつく程度焼きますと、身くずれしにくく美味しくお召し上がりいただけます。
塩干し:金目鯛(真鯛・目鯛等)
お魚が大きくてグリルに入らない場合は、頭と尾を切り落とします。二つ切りにすると焼きやすくなります。
みりん干し:さばみりん等
肉厚なお魚の時は、まず包丁でお好みにあわせて二~三切れにします。
みりんは焦げやすいので、よく注意して皮の方から弱火でじっくりと七分(しちぶ)程度焼きます。
次に身の方を三分(さんぶ)程度焼きます。
中まで火が通り、きれいな焼き色がつきましたら食べ頃です。
いかの一夜干
いかを四等分位に切り分け、中火で4分~5分、うす焼き色がつきましたら食べ頃です。
短冊切りにして、お醤油、マヨネーズなどをつけてどうぞ。
また、バター焼き、天ぷらでもお楽しみいただけます。
海老の干物:伊勢海老・車海老・天使の海老
よく熱した網に、一尾丸ごとのせます。
足の方から七分(しちぶ)程度焼きます。
次に身の方を三分(さんぶ)程度焼きます。
殻が焦げて中の身が白く焼けてきたら食べ頃です。
殻を割ってお召し上がりください。
美味しい保存の方法
5℃以下で保存してください。3日以内が美味しくお召し上がりいただける目安です。
冷凍の場合、1枚ずつラップに包み、さらにアルミ箔か冷蔵用パックに入れて保存していただくと、2週間程度まで美味しくお召し上がりいただけます。
お召し上がりの際は、解凍せずそのまま焼いていただくと、風味を損ないません。